園芸害虫駆除ガイド

カイガラムシ駆除

カイガラムシ駆除

カイガラムシは、世界中どこにでも生息しているポピュラーな害虫で、植物に群がり吸汁することで被害を与えます。カイガラムシから大きな被害に遭わないためにも予防法と駆除方法を知っておきましょう。

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カイガラムシ駆除
こんな症状、カイガラムシのせいかも!?

1.葉や茎に虫が群がっている

 集団で群がるのは主に吸汁性害虫。カイガラムシやアブラムシを疑おう

2.葉がベトついたり、白い粉のような物が付いている

 カイガラムシの被害に遭った葉は、排泄物により見た目が変化します。

3.葉がすすけたように黒くなる

 カイガラムシの排泄物によって植物がスス病になる可能性があります。

カイガラムシ駆除と対策1.生態

カイガラムシとは

 カイガラムシは世界中に分布している吸汁性害虫です。葉や茎に群がって植物の汁を吸います。植物がある場所であれば必ずカイガラムシも生息していると言われるほどありふれた害虫で、種類は世界で約7300種ほど確認されており、種類によって生態も少しずつ変わります。共通しているのは成虫に薬剤が効きにくいと言うところ。主によく樹木に付きますが草花にも寄生するので、家庭菜園をする方にとっても厄介な害虫です。
 大きさは成虫で2~5mm程度で小さく、一見植物にゴミがついているかのような見た目です。種類によっては体が白い粉のようなものに覆われています。景観を乱したり、植物自体にも様々な被害を与えます。致命的な被害を受けないようまずは予防をし、発見したら放置はせず対処するようにしましょう。

カイガラムシ最大の特徴、虫体被覆物

 カイガラムシの最大の特徴は体にバリア機能を持っていることです。植物の汁の中には糖が多く含まれているのですが、カイガラムシはその過剰摂取を避けるため体表から糖を排出するという特性をもっています。この「甘露」という成分と排泄物が混ざり合うと、体全体を覆う「虫体被覆物(ちゅうたいひふくぶつ)」と呼ばれる蝋のような物質に変わります。体全体がこれでコーティングされ、また、もともと殻を持つ虫なのもあり、カイガラムシには薬剤が効きにくく、繁殖させてしまった場合はほかの害虫よりも駆除が厄介だとされています。

カイガラムシの生態

カイガラムシの発生時期と繁殖

 カイガラムシは一年中発生する害虫で、種類にもよりますが繁殖期は年2~3回程度あります。マルカイガラムシと言う種類のメスは幼虫の時は移動することができますが、植物に寄生すると脚が退化し移動ができなくなります。この場合、オスが飛来することで繁殖します。コナカイガラムシと言う種類のように雄雌両方が移動し続けることができる種類もいます。中にはオスが発見されていないものもあり、この場合メスだけで繁殖できると考えられています。このようにカイガラムシの繁殖はその種類によって大きく違いがあることがわかります。

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カイガラムシ駆除2.被害と症状

カイガラムシによる直接的な被害

 カイガラムシは植物の葉や茎に寄生して吸汁を行うタイプの害虫。はじめは気にならない程度の数で被害が少なかったとしても、繁殖を続け数が増えると植物の生育が遅くなったり止まったりすることがあります。また植物に付着することで景観も損ねてしまいます。

カイガラムシによる間接的な被害

 吸汁のほか、病気の原因になることもあります。糖を含む排泄物によって葉にベトベトしたものが付着し、そこにカビが生えることで葉がすすけたように黒くなる「スス病」にかかるケースが多く、こうなると植物は光合成ができないので生育が著しく遅れます。特に葉を食べる野菜の栽培においては気を付けたいですね。カイガラムシ以外にも甘露を出す吸汁性害虫は多く、アブラムシコナジラミなどがよく挙げられます。

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カイガラムシ駆除3.予防方法

風通しが良い状態を保つ

 葉同士が混み合っていたり枯れた葉がそのままになっていたり、苗の風通しが悪くなっていると、カイガラムシに限らず様々な害虫が寄りつきやすくなります。まずはできるだけ害虫が繁殖しづらいような環境づくりを心がけましょう。

アリの動きに注意

 アリはカイガラムシやアブラムシなどの吸汁性害虫が出す、糖分たっぷりの「甘露」が大好物です。苗の周りにアリが頻繁に出るようになったら、近くに吸汁性害虫がいるかもしれません。葉や茎のチェックをしてみてください。

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カイガラムシ駆除4.駆除方法

地道に見つけては捕殺する

 カイガラムシは口を植物に食い込ませて吸汁します。そのため、無理やり葉から引き離すと口が植物側に残ってしまい、吸汁することができなくなってやがて死を迎えるようです。つまり一度寄生されてしまったら物理的に取り除けばその個体から再度被害に遭うことはありません。それほど個体数が多くない場合はティッシュでふき取ったり、歯ブラシでそぎ落したりして駆除しましょう。数が多い場合は被害に遭った葉や枝ごと切ってしまうのも有効です。

薬剤を使用する

 虫体被覆物で守られているので、油膜で窒息させるタイプやガス効果のあるものが使用されます。上記の直接的な方法でどうしようもない場合は薬剤の使用も検討してみてください。カイガラムシ専用の薬剤が園芸店で販売されています。

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カイガラムシ駆除5.おまけの話

役にも立ってるカイガラムシ

 園芸においては害ばかりのカイガラムシですが、特有の体質は私たちの生活の意外と役に立っています。コチニールカイガラムシと言うカイガラムシは体の中に色素をもっていて、コチニール色素として化粧品や食品などに使われています。また別のラックカイガラムシの排泄物はシェラックと呼ばれ、主にコーティング用途に使用されます。医薬品の錠剤、チョコレート、フルーツのワックス、弦楽器など、なにかと生活の身近な部分で役立っています。

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