ウリハムシ駆除

ウリハムシはウリ科の植物を食害する害虫です。キュウリ、カボチャ、スイカなどの作物に対して、成虫も幼虫も食べることで危害を加えます。ここではウリハムシの予防や駆除についてご説明しています。

ウリハムシ駆除 メニュー

• ウリハムシ駆除１.生態、被害
• ウリハムシ駆除２.予防方法
• ウリハムシ駆除３.駆除方法

ウリハムシ駆除１.生態、被害

ウリハムシとは

　ウリハムシは甲虫の一種であるハムシ類の仲間です。ハムシは様々な作物の葉や根を食べてしまうという野菜を栽培する上で厄介な害虫ですが、その中でウリハムシはキュウリ、カボチャ、スイカなどウリ科の作物のみを食害するのが特徴です。黄～茶色の姿をしていて、大きさが6～8mmと、アブラムシなどに比べると大きめの姿をしています。

ウリハムシの発生時期と繁殖

　ウリハムシの成虫は4月ごろになると作物に飛来し葉の食害を始めます。さらに株元に産卵して、幼虫が産まれるとその幼虫も根や株元の食害を始めます。被害が進むと作物は成長できなくなり、最悪枯れてしまいます。

特徴的な食害跡

　葉が食害された跡が特徴的なので、被害がウリハムシのものかどうか簡単に判断することができます。葉に止まるとまず葉を薄く円形にかじって傷を付けた後、その内側を食害していきます。ウリハムシのこの行動をトレンチ行動と言います。
　トレンチ行動をする理由は、ウリ科の植物の葉などに含まれる苦み成分や粘液を、円で傷をつけることで遮断できるからだとされています。おいしくいただくための行動なのですね。
　葉の被害がウリハムシかどうか疑わしい場合はまず食害跡をチェックしてみましょう。

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ウリハムシ駆除２.予防方法

ウリハムシは、成虫のみの被害であればまだしも、幼虫を孵らせてしまうと被害は甚大になります。そのため成虫の飛来を予防するなど、ウリ科のし植物を育てる場合はあらかじめ工夫をしておくことをおすすめします。
※効果を保証するものではありません。

黄色粘着シートを使用する

　ウリハムシは黄色を好む傾向があるので、苗の近くに黄色粘着シートを設置しておくとトラップとなり、予防ができます。黄色でおびき寄せたウリハムシを粘着の力で捕獲します。

銀テープなどを使用する

　ウリハムシは銀白色のキラキラしたものを嫌います。シルバーテープ、シルバーフィルム、アルミホイルなどで株元を囲むとウリハムシ忌避に効果があるといわれています。

枯葉はきちんと処理を

　ウリハムシ枯葉の裏などで越冬します。そのため、傷んだ葉はきちんと摘み取り、苗の周りに放置しないようにしましょう。こうすることで他の害虫の飛来も防ぐことができます。

隣でネギを育てる

　ウリハムシはネギの香りが嫌いなので、ウリ科の作物の横でネギ類を育てていると近寄りづらいと言われています。

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ウリハムシ駆除３.駆除方法

予防をしたにも関わらずウリハムシが発生してしまった場合、下記のような方法が挙げられます。
※効果を保証するものではありません。

黄色粘着シートを使用する

　黄色粘着シートは予防にも駆除にも使用することができます。大量に発生してから黄色粘着シートのみで全てを駆除するのは難しいため、予防の段階から設置しておくようにすると良いでしょう。

見つけたらその場で捕殺を

　被害は卵を産み付けられることによって拡大します。成虫を見つけたらその都度すぐに捕殺し、個体数を増やさないようにしましょう。

薬剤を使う

　やむを得ず薬剤を使用する場合は、薬剤散布の量や頻度をきっちり守るようにしましょう。

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