▼カメムシ駆除と対策

カメムシにも種類がたくさんおり、世界に3500種、日本にはそのうち90種ほど生息しています。見つけたら駆除し、近くで繁殖させない対策が必要です！

カメムシ駆除と対策 メニュー

• カメムシ駆除と対策１.-生態
• カメムシ駆除と対策２.-被害と症状
• カメムシ駆除と対策３.-予防方法
• カメムシ駆除と対策４.-駆除方法

カメムシ駆除と対策１.-生態

カメムシの外見と種類など

　カメムシは世界で約3500種、日本で約90種もの種類が存在しています。体長は小さいものだと体長2mmほどから、大きいものだと25mmほどまでおり、色は緑色や茶色、模様も様々で、種類によって植物に与える症状が変わったりもします。名前の由来は亀のような形をしていることから来ています。また、カメムシの特徴として、触ると発する独特の匂いが挙げられます。

　農家では稲を吸汁することで収穫した白米に黒い斑点模様がついているという「斑点米」で有名な害虫ですが、害を与えるだけでなく益虫としても知られていて、「アザミウマ（スリップス）」を食べてくれるというメリットもある虫です。

カメムシの発生時期と繁殖

　カメムシのメスが5～6月ごろに20～30個ほどの卵を葉の裏に産み付け、卵は1週間ほどで孵化し、このくらいの時期から植物が被害に遭いやすくなります。9～10月ごろになると越冬をするために集団で移動し、屋内の隙間などを見つけ入り込みます。そのため人家に飛び込んできたりする時期は秋に多いようです。

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カメムシ駆除と対策２.-被害と症状

カメムシが果実やさやの汁を吸う

カメムシは、実への害が目立ちます。カメムシに吸汁されたことによって果菜類・果物の場合は実が、豆類の場合はさやがデコボコになったり、変形・変色したり、場合によっては腐敗してしまうことがあります。これは、カメムシが針金状の口から唾液を出し、植物の繊維を壊しながら吸汁するタイプがいるためです。結果、せっかく育てている果実がなかなか収穫に繋がらないということも。

葉の生育が悪くなる

果実だけに害を与えるわけではなく、茎や葉にも症状が出ます。新芽や新葉を好み、これらが吸汁されるとのちのち茎が曲がったり、葉が穴だらけになったりします 。こうなる前に対策が必要になります。

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カメムシ駆除と対策３.-予防方法

カメムシを繁殖させてしまうと植物に甚大な被害を与えます。葉の裏に卵を産み付ける為、繁殖しないような予防が必要になります。

成虫を見つけたら即駆除！

　カメムシのメスが卵を産み付けないよう、成虫を見つけたらすぐに駆除するようにします。卵は葉の裏に大量に産み付けるため、細目に葉の裏をチェックするようにしましょう。

苗の周囲の雑草を刈る

　周りに雑草が多いと、カメムシは苗に辿り着きやすくなります。それを避けるため、苗周辺の雑草はなるべく刈るようにしましょう。枯れ落ちた葉などはカメムシにとって良い住処になってしまうので、これも放置しないようにします。

防虫ネットを使用する

　カメムシ対策に防虫ネットを使用するのも手です特に豆類は背が低いものが多く虫の被害に遭いやすいので、寄りつく前に対策をしてあげましょう。

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カメムシ駆除と対策４.-駆除方法

予防が間に合わず、すでに被害が出ている場合は下記のような方法で駆除をします。

黄色粘着シートでくっつける

　カメムシは独特の匂いを出すため、手で触るのはできるだけ避けたいもの。そこで、虫取り用の黄色粘着シートでくっつける方法をおすすめします。これは黄色い色に誘引される性質を持った虫の捕獲用トラップですが、カメムシは色に誘引されるというよりは、夜行性で光に誘引されやすいため、光を反射しやすい黄色に寄ってくるだと思われます。苗に挿して設置できるので他の害虫も一緒に駆除してくれ一石二鳥です。

薬剤を使う

　カメムシの数が多くなければその都度テープなどで駆除すればそれほど問題ありません。しかし数が多く被害も甚大な場合は、薬剤を使用しましょう。発生に合わせて使用します。

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