園芸害虫駆除ガイド

園芸害虫駆除ガイド

園芸害虫ガイド

 家庭菜園やガーデニングなどの園芸をしている人にとって身近な問題の害虫被害。害虫の被害にあうと景観を損ねるだけでなく野菜や花の生育にも影響を与えます。症状や名前から害虫を特定し、予防や駆除方法などの対策を知っておきましょう!

▼植物の症状から害虫を調べる

葉を好む害虫は多くその被害も変色や穴あきなど様々です。

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■葉の裏に虫がつく

■葉が食害され穴が開いている

■葉が斑点模様になる

■葉がカスリ状になる

■葉が丸まる・奇形する

果実につく害虫

実った果実を食べられては台無し!事前に予防しましょう。

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■果実が食べられる

■果実がデコボコになる

■果実がならない

実につく害虫

景観のための花も、虫の被害に遭っては逆効果。しっかり対策!

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■花弁に穴があいている

■花弁に傷がついている

■花弁に小さい虫がついている

花につく害虫

植物全体に水と養分を送る大切な役割のある茎を害虫から守る!

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■茎が食べられている

■茎に小さい虫がついている

■茎に白い塊がついている

葉につく害虫

▼害虫の名前から調べる

ラ

ワ



メイガ(シンクイムシ)の駆除

メイガ駆除

 メイガ(シンクイムシ)駆除のためのページです。さまざまな種類がおり、多くの植物を食害してしまいます。発生してからよりも、発生前にできる限りの予防をすることをおすすめします。

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メイガ駆除 メニュー

メイガ駆除
こんな症状、メイガのせいかも!?

1.若芽や茎、蕾、果実が変色・変形している

若芽を食べたり、中に入って果実を食べるので食害跡が残ります。

2.葉がつづり合わされている

種類によっては糸を出し、葉をつづり合わせるように丸めて食べるものがいます。

3.植物の生育が悪くなる

果実が被害にあっている場合特に気づきにくいので注意。

メイガ駆除1.生態

メイガの生態と種類

 メイガ(蛾)の幼虫はシンクイムシと言う俗称でも呼ばれている、厄介な園芸害虫の一種です。幼虫のサイズは大体12mmほど。シンクイムシの中にも様々な種類がおり、植物への被害の与え方もそれぞれ違います。「シンクイムシ(芯喰虫)」という名前の通り穀物や果実などの中に入り込み中身を食べてしまうものもいれば、糸を出して葉を丸めて食べるものもいます。園芸だけでなく、家庭内での貯蔵食品(米、小麦粉、大豆など)によく発生することでも知られている害虫です。

メイガの発生時期と繁殖

 メイガの発生時期は春から秋までで4~11月ごろ。一年のうちに数回繁殖しますが、一番大量に発生するのは夏です。成虫が飛来して植物の葉などに卵を産み付けることで幼虫が発生します。

▲メイガ駆除メニューへ

メイガ駆除2.被害と症状

メイガによる被害

メイガにはたくさんの種類がおり、その種類によって付く植物も、食害の仕方も変わりますが、どれも植物の景観が損なわれたり生育を阻害します。被害に遭うまでにできるだけ予防するようにしましょう。

ハイマダラノメイガ(ダイコンシンクイムシ)

ハイマダラノメイガは、主にキャベツ、カブ、大根、小松菜、白菜などのアブラナ科の野菜に発生します。糸を出し葉をつづり合わせ、その中から葉を食べるという方法をとります。

ベニフキノメイガ

ベニフキノメイガは、主にシソ科に発生します。上記と同じく葉を食害するタイプです。ハイマダラノメイガやベニフキのメイガは被害箇所が主に葉なので、幼虫をまだ見つけやすいかと思います。

クキノメイガ

クキノメイガは、上記2つと違いを食べるタイプのメイガです。この場合、茎の中に侵入して食害をすすめるので、上記2つに比べて見つけるのが難しいと思われます。茎に変形や変色などがあったら、そこから侵入した可能性があります。

アワノメイガ

アワノメイガはとうもろこしなどが好きです。「とうもろこしの害虫と言えばアワノメイガ」と言われるくらいの天敵です。実の中に潜って食害するタイプなので、なかなか気づくのが難しい害虫です。収穫して初めて虫がついていたと分かることも珍しくありません。
⇒とうもろこしの育て方

他にも、ウリノメイガ、アズキノメイガ、モモノコマダラノメイガ、トビマダラメイガ、ツゲメノメイガなど、多くの種類が存在しています。

▲メイガ駆除メニューへ

メイガ駆除3.予防方法

むし恋いこいバナー

寒冷紗を設置

 繁殖のきっかけは成虫の産卵。まずは成虫に卵を産ませないよう、寒冷紗などを設置すると効果的です。

葉の裏のチェックを行う

 成虫の多くは葉の裏に卵を産み付けます。そのため、孵化させないようこまめに葉のチェックをすることが大切です。卵を見つけたら葉ごと取り除くようにしましょう。

葉を茂らせすぎないことも大切

 葉が混み合っている場所は虫にとって絶好の産卵場所です。メイガの被害に遭わないためにも、茂りすぎた葉は適度に取り除いてケアするようにしましょう。

▲メイガ駆除メニューへ

メイガ駆除4.駆除方法

見つけ次第、駆除

 メイガの幼虫は、見つけ次第捕殺するようにしましょう。

薬剤を使用する

 発生してしまったメイガの被害が大きい場合は薬剤の使用を検討してみてください。あらかじめ予防として散布しておくのもよいでしょう。

▲メイガ駆除メニューへ

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枝豆の育て方
「さや」の中にメイガが入って豆の部分を食べることがあります。

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同じく蛾の幼虫で、葉をたくさん食べてしまうスズメガの駆除方法

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アワノメイガによる被害が多いとうもろこしのプランター栽培の方法

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吸汁性害虫の駆除と予防に便利な園芸グッズのご紹介です。

ポタジェ

ポタジェガーデン
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ハマキムシ

ハマキムシ駆除
葉をつづり合わせて食べるところがハイマダラノメイガに似ています。

園芸害虫ガイド

園芸害虫ガイド
症状別に園芸害虫の駆除方法をご紹介しているページです。

カメムシ

カメムシの駆除
食欲旺盛!園芸害虫のひとつであるカメムシの生態や駆除方法。

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コガネムシ駆除

コガネムシ駆除

 コガネムシ駆除のためのページです。植物が育つのに欠かせない、大事な根や葉を食害してしまうコガネムシの生態や駆除方法についてのページです。

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コガネムシ駆除
こんな症状、コガネムシのせいかも!?

1.葉に不規則な穴がたくさん開いている

 成虫が食べることで葉はボロボロになってしまいます。

2.土の表面に穴が開いている

 成虫が卵を産み付け、幼虫が存在している可能性大!

3.なぜか植物に元気がない

 気づかないうちに根が被害を受けている可能性があります。

コガネムシ駆除1.生態

コガネムシの生態と種類

 コガネムシは、甲虫の一種です。日本中に生息しているありふれた虫で、マメコガネ、ヒメコガネ、ドウガネブイブイ、アカビロウドコガネなど多くの種類が存在します。幼虫は2~3cmくらいで乳白色、頭の部分だけ黒色です。

コガネムシとカナブンの違い

 コガネムシに見た目のよく似た虫に「カナブン」がいますが、カナブンの幼虫は腐った葉を食べてくれる益虫なのに対し、コガネムシは成虫・幼虫ともに植物に被害を与えるため害虫とされています。カナブンとの見分け方として、カナブンの幼虫は背泳ぎのように背中を使って歩きますが、コガネムシの幼虫は普通にお腹を土に向けて歩きます。またカナブンの成虫は背中が大きな三角形なのに対し、コガネムシの成虫は小さなホームベース型をしています。

コガネムシの発生時期と繁殖

 コガネムシの発生時期は5~11月ごろの真冬を除いた時期です。5月~夏ごろに成虫が夜の間に飛来し、土の中に卵を産みます。特に有機物をたくさん含んだ土を好みます。卵から生まれた幼虫はその姿のまま越冬し、春先にさなぎから成虫になると今度は地上で葉を食べるようになります。つまり発生は年に一回のサイクルです。

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コガネムシ駆除2.被害と症状

コガネムシによる被害

 コガネムシの成虫は葉や花を、特に新葉を好み食害します。コガネムシに葉をかじられると不規則な穴がたくさん開き、光合成がうまくできなくなって生育不良になります。幼虫の場合は食害部が根のため被害を発見するのが難しく、そのまま食害を続けられると株がぐらついて酷いと枯れてしまいます。また根が被害を受けることで水を吸い上げる力が弱くなり、根腐れを起こしやすくなります。

▲コガネムシ駆除メニューへ

コガネムシ駆除3.予防方法

余分な雑草を刈り取る

 コガネムシだけでなくすべての害虫に言えることですが、植物の周りの雑草は虫が寄りつくきっかけになるため刈り取っておきましょう。

未熟堆肥を使用しない

 未熟堆肥とは、中の有機物がそれほど分解されていない状態の堆肥のことを指します。コガネムシの成虫は有機物をたくさん含んだ土を好むためなるべく使用しないようにしましょう。堆肥を使用する場合は完熟したものを使用するようにします。

防虫ネットを使用する

 コガネムシの被害に遭わないためには、成虫の飛来を避けることが最大の予防になります。防虫ネットは植物にネットをかぶせ虫が付くのを物理的に防いでくれます。確実に予防するために使用することをおすすめします。

▲コガネムシ駆除メニューへ

コガネムシ駆除4.駆除方法

見つけ次第取り除く

 成虫も幼虫も、見つけたらすぐに取り除くようにしましょう。

薬剤を使用する

 発生してしまったコガネムシの被害が大きい場合は薬剤の使用を検討してみてください。

▲コガネムシ駆除メニューへ

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タネバエ駆除

 タネバエ駆除のためのページです。せっかく植えた植物を台無しにしてしまうタネバエ。大量に発生させないためにまずは予防が大切です。

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タネバエ駆除
こんな症状、タネバエのせいかも!?

1.種を植えたのに芽が出ない

 タネバエの幼虫が植物の種を食べ、芽が出なくなります。

2.出てきた芽が奇形

 なんとか芽を出しても奇形で出てくることがあります。

3.根菜類の場合、根に傷がついている

 だいこん等の根菜類は傷をつけられてしまうことも。

タネバエ駆除1.生態

タネバエの生態と種類

 タネバエは日本中に生息しているありふれた虫です。名前の通りハエの一種です。成虫は堆肥や鶏糞などの有機物が腐った臭いを好みます。成虫は花の蜜や腐ったものを好みますが、幼虫は植物の種や根を好んで食べます。特に大豆が好物なので注意しましょう。その他にも豆類ではエンドウ、そら豆、インゲン豆、あずきなど、根菜類では大根やカブ、葉菜類ではキャベツなどが被害に遭いやすいといわれています。成虫の体長は5mm程度と小さく、幼虫の姿はウジムシそのものです。

タネバエの発生時期と繁殖

 タネバエが発生するのは春~秋にかけてです。北日本では気温が低いのでさなぎの状態で冬を越しますが、関東以南では幼虫、さなぎ、成虫、全ての形態で越冬します。成虫が堆肥や鶏糞などの臭いに誘われ株元や土の中に卵を産み、幼虫は土の中で植物の種や根を食べて成長していきます。

▲タネバエ駆除メニューへ

タネバエ駆除2.被害と症状

タネバエによる被害

 タネバエの幼虫は植物の種を好むので、まいた種が一向に発芽しなかったり、発芽して既に穴が開いていて生育が悪いなどの被害が出ます。また、肥大した根に幼虫が入り込むことでも生育不良になります。大根などの根菜類は収穫しても傷だらけと言うことも起こります。

▲タネバエ駆除メニューへ

タネバエ駆除3.予防方法

タネバエの駆除

適切な時期に種をまく

 種をまく時期が早すぎると発芽が遅いので、タネバエの被害に遭いやすくなります。発芽適温に合った季節に種まきを行うようにしましょう。

未熟堆肥を使用しない

 未熟堆肥とは、中の有機物がそれほど分解されていない堆肥のことを指します。タネバエの成虫は有機物を多く含む物を好むので、なるべく使用しないようにしましょう。堆肥を使用する場合は完熟したものを使用するようにします。

黄色粘着シートを使用する

 タネバエは黄色い色に誘引されるという習性を持っており、黄色粘着シートはこの習性を利用し、黄色い粘着剤で虫を捕まえるという製品です。タネバエの幼虫を予防するには成虫の飛来を防ぐことが大切なので、これを設置しておくとタネバエ予防になります。
飾れる黄色粘着シート「むし恋いこい」

薬剤を使用する

 タネバエの幼虫は株元や土で活動するため、種をまく前に薬剤をまいておく方法があります。

▲タネバエ駆除メニューへ

タネバエ駆除4.駆除方法

薬剤を使用する

 発生してしまったタネバエに対しては、薬剤を使用します。ただし発生している幼虫を薬剤で駆除しきることは難しいので、予防をしっかり行うことが大切になります。

▲タネバエ駆除メニューへ

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スズメガ駆除

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スズメガ駆除
こんな症状、スズメガのせいかも!?

1.葉が食べられ丸ハゲになった

 スズメガの幼虫は食欲旺盛です。葉が食べきられてしまうことも。

2.葉が食べられているけど虫が見つからない

 幼虫は擬態を行うためなかなか見つからないことがあります。

3.苗の周りに糞のようなものが落ちている

 糞の大きさでおおよその体の大きさもわかります。

スズメガ駆除1.生態

スズメガの生態

スズメガの生態と種類

 スズメガは蛾の一種で、世界に1200種ほど存在しています。成虫も幼虫もかなり大きいことで知られていおり、ともに10cmくらいになることもあります。植物に被害を与えるのは主に幼虫で、葉を食害します。体が大きく食欲が旺盛なのであっという間に葉がなくなります。

スズメガの発生時期と繁殖

 スズメガの成虫は体の大きさのわりに羽が小さめで、胴が太いのが特徴です。2~3mmくらいの淡緑色の卵を数百個単位で産みますが、塊では産まず飛びながらひとつひとつを産みます。その後数週間で孵化。幼虫はまさに「芋虫」と言う形をしており、周辺の植物をどんどん食べて成長していきます。初めは体が数mmと小さいので苗に住み着いていることに気づかず、数cmに成長した状態で発見することが多いです。体の色は緑色や茶色など様々。スズメガとそうでない芋虫を見分ける特徴として、お腹の先端に付いている突起が挙げられます。これはスズメガ特有のもので、尾角と言います。

▲スズメガ駆除メニューへ

スズメガ駆除2.被害と症状

スズメガによる被害

 スズメガの幼虫から受ける被害は、とにかく葉が食べられてしまうことです。群れになることはなく単体で行動するので体が小さい幼齢のうちはまだ被害が小さいですが、蛹になる前の老齢の幼虫は食べる量も多く苗が丸禿げにされてしまうこともあるので、見つけた時点でなるべく早めに対応するようにしましょう。

▲スズメガ駆除メニューへ

スズメガ駆除3.予防方法

葉をこまめにチェック

 スズメガの成虫は飛びながら1~数個ずつ卵を産み付けていきます。成虫が飛び回っているのを見かけたら葉の裏をチェックしてみましょう。透明がかった淡緑色の1~2mmくらいの卵を発見したら、葉ごと取り除くようにします。また、スズメガ以外の多くの害虫も葉の裏に卵を産み付けることが多いので、こまめにチェックするようにしましょう。

▲スズメガ駆除メニューへ

スズメガ駆除4.駆除方法

見つけたら取り除くのが一番

 スズメガの幼虫は大量に発生することがあまりないので、見つけたら箸でつまんで退けてしまうのが一番の駆除方法です。体が大きくなってくると薬剤も効きにくくなるので、薬剤を使用する場合は幼齢の小さいうちに使用するのがおすすめです。

糞もチェックしよう

 スズメガの幼虫は苗の周りに数mmの糞を落とします。糞のサイズで付いているスズメガの幼虫がどれくらいの大きさなのかを判断することもできます。糞らしきものを見つけたら苗をこまめにチェックしてみましょう。

▲スズメガ駆除メニューへ

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センチュウ駆除

センチュウ駆除

センチュウ駆除のページです。センチュウは非常に小さい糸くずのような害虫です。ネコブセンチュウネグサレセンチュウなど、種類によって症状も変わってきます。

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センチュウ駆除
こんな症状、センチュウのせいかも!?

1.苗をしっかり管理してるのに生育が悪い

 見た目がわからない「根」にダメージを受けることが多くあります。

2.葉が下から上に向かって枯れていく

 センチュウの種類によっては葉を吸汁するものもいます。

3.葉や芽が変形している

 センチュウからの被害で芽や葉が湾曲したりすることがあります。

センチュウ駆除1.生態

センチュウの生態と種類

 センチュウ(線虫)は糸くずのような細長い姿をしていて、地球の「そこら中」にいます。種類がとても多く全て合わせると50万種以上存在していると言われています。動植物に寄生するタイプ、細菌を食べるタイプや海に潜むタイプなど生態も様々。中でも植物に寄生するタイプのセンチュウとして代表的なのが根に被害を与えるネコブセンチュウネグサレセンチュウです。いずれも1mmくらいのサイズで色は透明に近く、肉眼で姿を捉えるのは難しい種類です。ほかに葉に寄生するハガレセンチュウなどもいます。

センチュウの発生時期と繁殖

 センチュウは冬を除いた3~10月くらいの地温が10℃以上になる頃に活動します。寿命が3週間程度と世代交代の周期がとても短い虫です。ネグサレセンチュウは植物の根の組織に産卵をします。卵が孵ると根の中を加害しながら進み、やがて根が腐るとまた次の根に加害をはじめます。これを繰り返すことで根の広範囲に被害が広がっていきます。

▲センチュウ駆除メニューへ

センチュウ駆除2.被害と症状

センチュウの被害

ネコブセンチュウによる被害

 代表的なセンチュウのひとつのネコブセンチュウ。名前の通り、被害に遭うとコブがたくさんできてしまいます。これはネコブセンチュウが出す分泌物が根の細胞を肥大化させてしまうため。根の養分が吸収され、被害が広がるにつれて苗全体に元気がなくなります。

ネグサレセンチュウによる被害

 ネグサレセンチュウは、その名の通り根が腐ってしまうという症状が出ます。成虫が根の組織に卵を産み付け、孵化すると根を加害しながら進み、植物の生育は著しく悪くなります。

その他の種類による被害

 上記二種は根に被害を与えるタイプですが、種類によっては葉や茎を加害するものもいます。ハガレセンチュウは名前の通り葉に被害を与えます。キク科の植物に付きやすく、寄生されると下方の葉から徐々に上方の葉まで枯れ落ちてしまいます。メセンチュウは芽に寄生するタイプで、被害を受けると新葉が変形してしまいます。

▲センチュウ駆除メニューへ

センチュウ駆除3.予防方法

連作を避けよう

 センチュウだけでなくすべての害虫にあてはまることですが、同じ植物を同じ場所で繰り返し育てることで特定の虫が発生しやすくなります。特にプランター栽培の場合は新しい土を使用すればセンチュウに寄生されることはほとんどなくなります。古い土を使う場合、下記のような方法で土壌消毒を行ってから栽培に入りましょう。

土壌消毒のやり方

  1. 古い土のゴミ、虫、石、根などすべて取り除く
  2. ビニールなどに入れ日の当たる場所に置き2週間ほど放置する
  3. 土をプランターに戻し苦土石灰を混ぜ込む。栽培はその後1週間置いてから行う

▲センチュウ駆除メニューへ

センチュウ駆除4.駆除方法

マリーゴールドと混植する

 ハーブの一種であるマリーゴールドは「チオフェン化合物」と言う成分を持っており、これがセンチュウ駆除に効果があるとされています。他にクロタラリア、ギニアグラスなどの植物もセンチュウに対して効果があるとされています。

駆除が難しい害虫

 センチュウは土壌の中に生息する害虫のため土壌をきれいにするのが一番の解決への近道ですが、生育中の植物がある状態では土壌消毒は難しいと言われています。まずは発生させないように予防を徹底するようにしましょう。

▲センチュウ駆除メニューへ

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センチュウのほか、ネキリムシも根を攻撃する害虫です。

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ハマキムシ駆除
葉をくるくる巻いて食べてしまうハマキムシの駆除について

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ハマキムシ駆除

ハマキムシ駆除

 ハマキムシは葉を巻いてから食べるという習性をもった虫のことを言います。被害状況はわかりやすいので、個体数が増える前にしっかり駆除することが大切です。

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ハマキムシ駆除
こんな症状、ハマキムシのせいかも!?

1.葉が巻いている

 最大の特徴は葉の食べ方。葉がくるくる巻かれていたらハマキムシの仕業です。

2.葉に小さい卵が塊でくっついている

 ハマキムシは葉に一度におよそ200個の卵を産み付けます。

3.2~3枚の葉がくっついている

 固くて巻けないものは糸を使って数枚をつづり合わせて住むことがあります。

ハマキムシ駆除1.生態

ハマキムシの生態

ハマキムシとは

 ハマキムシとは、糸を使って植物の葉をくるくる巻いたりつづり合わせたりして食べてしまう害虫の総称です。多くの種類が存在しますが、中でも様々な植物に被害を与えるものにチャハマキチャノコカクモンハマキがよく挙げられます。野菜、草花、果樹などの植物の若い葉や芽を好み、都合の良い葉を見つけると糸を使って葉を巻いて、食害しながらその中に住み着きます。チャハマキの幼虫は最終的に体長が25mmくらい、チャノコカクモンハマキの幼虫は体長20mmくらいの大きさで、成虫は1cm~1.5cmと小さく、大部分が夜行性。わりと地味な色合いをしています。

ハマキムシの発生時期と繁殖

 ハマキムシの発生時期は真冬を除いた4~11月ごろです。年に3~4回ほどのサイクルで発生しますが、特に夏が活発です。成虫は葉に一度に200個くらいの卵の塊を産み付けます。産卵から14日間前後で孵化し、生まれた幼虫は単独で行動しはじめ、都合の良い葉を見つけたらそれを糸で巻いて中に住み着き、ひと月ほどで蛹になります。

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ハマキムシ駆除2.被害と症状

ハマキムシの被害

ハマキムシによる被害

 ハマキムシの被害に遭うと景観が悪くなるのはもちろんですが、葉を巻いて食べるので当然葉は傷つき、光合成できないなどの理由から苗の生育が遅れます。また花の蕾も好み葉と同じようにつづり合わせるため、開花のときに奇形になることもあります。個体数が増えれば増えるほど被害に遭う葉や蕾も増えるので、少ないうちに駆除するのがポイントです。

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ハマキムシ駆除3.予防方法

不必要な電気は消そう!

 蛾は電気に誘引される性質があります。植物の近くに電気があれば、成虫の蛾に産卵場所を提供しているようなもの。夜間は無用な電気は消すようにしましょう。

防虫ネットを使用する

 植物にネットを掛けて物理的に成虫の飛来を阻止する方法です。景観重視で草花を育てている方には手が伸びにくいものですが、野菜や果実などを育てている方や薬剤を使用したくない方にはぜひおすすめしたい方法です。

薬剤の使用も

 抵抗のない方は薬剤の使用が便利です。ハマキムシは葉の中に隠れる習性があるため散布するタイプの薬剤は効きません。浸透移行性と言う、植物に薬品を浸透させ、虫が葉を食べたときに初めて効くタイプの薬品がおすすめです。

▲ハマキムシ駆除メニューへ

ハマキムシ駆除4.駆除方法

葉ごと取り除こう

 被害に遭っている葉を見つけたら、葉ごと取り除くようにしましょう。

冬は駆除のしどき

 ハマキムシの幼虫は葉の中で越冬するので、この頃に駆除ができると次の春の発生に備えることができます。

▲ハマキムシ駆除メニューへ

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テントウムシダマシ駆除

テントウムシダマシ駆除

テントウムシダマシはテントウムシ科の中で葉を食べる害虫として知られています。作物に大量に発生する前にしっかり駆除することが大切です。

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テントウムシダマシ駆除
この症状テントウムシダマシのせいかも

1.葉がさざ波状に食べられる

 テントウムシダマシの食害跡は特徴的なので比較的判断しやすいです。

2.葉の裏に黄色い卵が数十個ついている

 テントウムシダマシは葉の裏に一度に20~30個の黄色い卵を産み付けます。

3.ウリ科とナス科ばかり被害に遭う

 特にジャガイモやナス、トマトなどに付きやすい害虫です。

テントウムシダマシ駆除と対策1.生態

テントウムシダマシとは

テントウムシダマシの生態

 テントウムシダマシとは、テントウムシ科の中のニジュウヤホシテントウオオニジュウヤテントウの2種の通称名です。成虫は名前の通り背中の斑点が28個あり通常のテントウムシに比べて多いのが特徴で、幼虫はトゲのようなものがたくさん生えたタワシのような姿をしています。普通のテントウムシはアブラムシやハダニなど吸汁性害虫を食べてくれる益虫なのに対し、テントウムシダマシは植物の葉を食べる食害性害虫なので注意が必要です。大きさは成虫で6~8mm程度。特にナス科の植物を好んで食害します。

テントウムシダマシの発生時期と繁殖

 テントウムシダマシの発生時期は4~10月ごろです。成虫は落ち葉の裏などで越冬し、はじめは黄色く細長い卵をじゃがいもの葉の裏に20~30個ほど産み付けます。幼虫も成虫もはじめはじゃがいもの葉を食べますが、その後被害が広がると茎や果実はもちろん、トマト、ナス、キュウリなど、さまざまなナス科とウリ科の植物を食害するようになります。そのため被害を広げないためには、じゃがいもが被害に遭っている段階での対応が重要なポイントになってきます。

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テントウムシダマシ駆除2.被害と症状

テントウムシダマシによる被害

テントウムシダマシの食害跡

 まず成虫がじゃがいもの苗に飛来し、葉の裏に卵を産み付けて繁殖します。幼虫も成虫もはじめはその場で葉を食べます。食欲が旺盛なので葉がボロボロになってしまうことも。食害された葉はさざ波状に傷つき透けている状態なので、テントウムシダマシによる食害かどうかは比較的判断しやすいと思います。
 徐々に被害が広がると茎や果実も食べ始めます。葉や茎が食べられると光合成がうまくできず生育が悪くなりますし、果実が食べられると収穫にダイレクトに影響します。じゃがいもの葉の裏をこまめにチェックし、卵を孵らせないようにしましょう。

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テントウムシダマシ駆除3.予防方法

周囲の雑草を刈る

 近くに雑草地帯があると、そこからテントウムシダマシ以外の害虫も含め飛来しやすくなります。雑草はできる限り刈り取っておくようにしましょう。

防虫ネットを使用する

 じゃがいもを育てている場合、春先に成虫が卵を産み付けにやってくるので防虫ネットなどで飛来を防ぎます。葉の裏のチェックも忘れずに行いましょう。万一卵を発見したら葉ごと取り除きます。また、じゃがいもの近くでナス科の野菜は育てないようにしましょう。

薬剤の使用も

 テントウムシダマシの被害を抑えるためには、じゃがいもの苗に留まっているうちに対処すること。じゃがいもの植え付けの際に薬剤を使用することでも予防することができます。薬剤に抵抗がない場合は使用した方が確実です。

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テントウムシダマシ駆除4.駆除方法

見つけ次第、捕殺

 数がそれほど多くなければ、成虫を見つけたらその都度捕殺します。

水+洗剤の洗面器を使用する

 テントウムシダマシが多く発生してしまったら、水と台所用洗剤を混ぜたものを張った洗面器を苗の下に置き、苗を揺すり溺れさせるという駆除方法があります。

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カイガラムシ駆除

カイガラムシ駆除

カイガラムシは、世界中どこにでも生息しているポピュラーな害虫で、植物に群がり吸汁することで被害を与えます。カイガラムシから大きな被害に遭わないためにも予防法と駆除方法を知っておきましょう。

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カイガラムシ駆除
こんな症状、カイガラムシのせいかも!?

1.葉や茎に虫が群がっている

 集団で群がるのは主に吸汁性害虫。カイガラムシやアブラムシを疑おう

2.葉がベトついたり、白い粉のような物が付いている

 カイガラムシの被害に遭った葉は、排泄物により見た目が変化します。

3.葉がすすけたように黒くなる

 カイガラムシの排泄物によって植物がスス病になる可能性があります。

カイガラムシ駆除と対策1.生態

カイガラムシとは

 カイガラムシは世界中に分布している吸汁性害虫です。葉や茎に群がって植物の汁を吸います。植物がある場所であれば必ずカイガラムシも生息していると言われるほどありふれた害虫で、種類は世界で約7300種ほど確認されており、種類によって生態も少しずつ変わります。共通しているのは成虫に薬剤が効きにくいと言うところ。主によく樹木に付きますが草花にも寄生するので、家庭菜園をする方にとっても厄介な害虫です。
 大きさは成虫で2~5mm程度で小さく、一見植物にゴミがついているかのような見た目です。種類によっては体が白い粉のようなものに覆われています。景観を乱したり、植物自体にも様々な被害を与えます。致命的な被害を受けないようまずは予防をし、発見したら放置はせず対処するようにしましょう。

カイガラムシ最大の特徴、虫体被覆物

 カイガラムシの最大の特徴は体にバリア機能を持っていることです。植物の汁の中には糖が多く含まれているのですが、カイガラムシはその過剰摂取を避けるため体表から糖を排出するという特性をもっています。この「甘露」という成分と排泄物が混ざり合うと、体全体を覆う「虫体被覆物(ちゅうたいひふくぶつ)」と呼ばれる蝋のような物質に変わります。体全体がこれでコーティングされ、また、もともと殻を持つ虫なのもあり、カイガラムシには薬剤が効きにくく、繁殖させてしまった場合はほかの害虫よりも駆除が厄介だとされています。

カイガラムシの生態

カイガラムシの発生時期と繁殖

 カイガラムシは一年中発生する害虫で、種類にもよりますが繁殖期は年2~3回程度あります。マルカイガラムシと言う種類のメスは幼虫の時は移動することができますが、植物に寄生すると脚が退化し移動ができなくなります。この場合、オスが飛来することで繁殖します。コナカイガラムシと言う種類のように雄雌両方が移動し続けることができる種類もいます。中にはオスが発見されていないものもあり、この場合メスだけで繁殖できると考えられています。このようにカイガラムシの繁殖はその種類によって大きく違いがあることがわかります。

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カイガラムシ駆除2.被害と症状

カイガラムシによる直接的な被害

 カイガラムシは植物の葉や茎に寄生して吸汁を行うタイプの害虫。はじめは気にならない程度の数で被害が少なかったとしても、繁殖を続け数が増えると植物の生育が遅くなったり止まったりすることがあります。また植物に付着することで景観も損ねてしまいます。

カイガラムシによる間接的な被害

 吸汁のほか、病気の原因になることもあります。糖を含む排泄物によって葉にベトベトしたものが付着し、そこにカビが生えることで葉がすすけたように黒くなる「スス病」にかかるケースが多く、こうなると植物は光合成ができないので生育が著しく遅れます。特に葉を食べる野菜の栽培においては気を付けたいですね。カイガラムシ以外にも甘露を出す吸汁性害虫は多く、アブラムシコナジラミなどがよく挙げられます。

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カイガラムシ駆除3.予防方法

風通しが良い状態を保つ

 葉同士が混み合っていたり枯れた葉がそのままになっていたり、苗の風通しが悪くなっていると、カイガラムシに限らず様々な害虫が寄りつきやすくなります。まずはできるだけ害虫が繁殖しづらいような環境づくりを心がけましょう。

アリの動きに注意

 アリはカイガラムシやアブラムシなどの吸汁性害虫が出す、糖分たっぷりの「甘露」が大好物です。苗の周りにアリが頻繁に出るようになったら、近くに吸汁性害虫がいるかもしれません。葉や茎のチェックをしてみてください。

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カイガラムシ駆除4.駆除方法

地道に見つけては捕殺する

 カイガラムシは口を植物に食い込ませて吸汁します。そのため、無理やり葉から引き離すと口が植物側に残ってしまい、吸汁することができなくなってやがて死を迎えるようです。つまり一度寄生されてしまったら物理的に取り除けばその個体から再度被害に遭うことはありません。それほど個体数が多くない場合はティッシュでふき取ったり、歯ブラシでそぎ落したりして駆除しましょう。数が多い場合は被害に遭った葉や枝ごと切ってしまうのも有効です。

薬剤を使用する

 虫体被覆物で守られているので、油膜で窒息させるタイプやガス効果のあるものが使用されます。上記の直接的な方法でどうしようもない場合は薬剤の使用も検討してみてください。カイガラムシ専用の薬剤が園芸店で販売されています。

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カイガラムシ駆除5.おまけの話

役にも立ってるカイガラムシ

 園芸においては害ばかりのカイガラムシですが、特有の体質は私たちの生活の意外と役に立っています。コチニールカイガラムシと言うカイガラムシは体の中に色素をもっていて、コチニール色素として化粧品や食品などに使われています。また別のラックカイガラムシの排泄物はシェラックと呼ばれ、主にコーティング用途に使用されます。医薬品の錠剤、チョコレート、フルーツのワックス、弦楽器など、なにかと生活の身近な部分で役立っています。

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ダンゴムシ駆除

ダンゴムシ駆除

枯葉や虫の死骸などを食べ土壌を綺麗にしてくれるダンゴムシですが、実は葉、花、果実など何でも食害する害虫です。被害に遭わないための予防法と、遭ってしまったときの駆除方法についてご紹介していきます。

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ダンゴムシ駆除
こんな症状、ダンゴムシのせいかも!?

1.新芽や新しい葉に食べられた跡がある

 ダンゴムシは若い芽や葉など、柔らかい場所を好んで食べます。

2.果実に穴が開いている

ダンゴムシは果実も食べる!穴のある実を割るとダンゴムシが入っていることも。

3.茎が折れている

茎を食べることもあるダンゴムシ。茎がポッキリ折れてしまうこともあります。

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ダンゴムシ駆除と対策1.生態

ダンゴムシとは

 ダンゴムシは人家周辺でよく見られる甲殻類で、青灰色の体をしています。つつくと丸くなるのが特徴で、最大15mm程度の大きさです。主に朝と夜に活動し、昼間は鉢裏などの湿った物陰に隠れています。落ち葉や昆虫の死骸を食べて土の有機物を無機物に分解する働きをするため益虫だと思われることが多いですが、繁殖して数が増え食べるものが少なくなると植物も好んで食べます。たくさん食べられた植物は生育が止まってしまうので、ダンゴムシによる食害痕を見つけたら放置はせず対処するようにしましょう。

ダンゴムシの発生時期と繁殖

 ダンゴムシは暖かい時期が好きなので4~8月ごろが最も活発になる時期ですが、真冬を除けばほぼ一年中見かける虫です。繁殖期は6~8月ごろで、卵はメスのお腹の中で孵化します。一度に50個ほどの卵を産むため、繁殖力は高いです。

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ダンゴムシ駆除2.被害と症状

植物のどこでも食べる

 ダンゴムシが特に好むのは発芽したてのなどですが、他にも葉や茎、花、実など様々な部分を食害します。普段土の整備をしてくれはしますが、これから育つ苗やようやく咲いた花を全滅させたり、茎を食べポッキリ折ってしまったり、植物に甚大な被害を与えることもあります。植物への食害が続くとやがて生育が止まってしまうので注意が必要です。

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ダンゴムシ駆除3.予防方法

余計な隠れ場所は作らない

 ダンゴムシは家の周りに多く発生する虫のため、完全に予防するのは難しいですが、できるだけ繁殖を防ぐことが大切です。湿った暗い場所を好み昼間はこういった場所に身を潜める習性があるので、できるだけこのような環境を作らないことが予防につながります。雑草や石、木材、枯葉などは極力放置しないように心がけましょう。

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ダンゴムシ駆除4.駆除方法

地道に見つけては捕獲する

 薬剤を使いたくない場合や捕殺したくないという場合は、地道に捕まえましょう。ただし繁殖力が高いため、全てを捕まえきることは難しいです。被害が大きくどうにもならない場合は薬剤の使用がおすすめです。

薬剤を使う

 たくさん繁殖してしまい植物の被害が大きい場合は薬剤を使用します。スプレー式や誘引式などさまざまなタイプがあるため、植物の影響などを考えながら選ぶようにしましょう。

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